アイビターンが生まれるまで
- 瀬戸内沿岸は古くから塩田の文化が発達していました。これら塩田の副産物であるにがり成分は、地盤改良剤として家づくりにも使われていました。讃岐の人々は、この地盤改良した場所でシロアリが発生しにくいことを知っていました。
- しかし、完全にシロアリの侵入を阻止できるわけではなく、場所によってはシロアリの侵入を許してしまう場合もありました。
- そこで私たちは、このにがり成分の研究を行い、シロアリに対する殺蟻性能を調べました。にがり成分のうちシロアリに高い効果を有する成分がCaCl2(塩化カルシウム)であることがわかりました。このにがり成分がシロアリの体内へ入ると、細胞内の電解バランスが崩壊して死に至らしめることがわかりました。場所によってシロアリの侵入を許してしまうケースは、にがり成分がシロアリへ十分取り込まれていないことが原因でした。
- そこでいかににがり成分をシロアリの体内へ取り込ませるかが大きな鍵となりました。私たちは度重なる試験を繰り返して、天然成分であるビバ油をベースに、絶妙なる配合割合を見出し、シロアリに対する高い効果を有し、高い安全性と環境にやさしい性能を生かしたシロアリ防除剤としてアイビターンを開発しました。2006年にはその卓越した性能が認められて特許を取得いたしました。
アイビターンの特徴


アイビターンの土壌防蟻効力試験(室内防蟻効力試験)
- 社団法人日本木材保存協会の規格する「土壌処理用防蟻剤等の防蟻効力試験方法および性能基準(JWPS-TS-S)」の室内試験に従って試験を行いました。)
| 試験区番号 | 穿孔距離(mm) | 穿孔度 | 死虫率(%) | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 処理土壌区 |
1 2 3 4 5 |
0 0 0 0 0 |
0 | 100 100 100 100 100 |
3日以内に 全匹死亡 |
| 無処理土壌区 | 1 2 3 4 5 |
50 50 50 50 50 |
5 | - - - - - |
24時間以内に 貫通 |
試験機関:㈱アムテック研究開発室
穿孔度
0:供試土壌への穿孔が全く認められない
1:穿孔距離1cm未満
2:穿孔距離2cm未満
3:穿孔距離3cm未満
4:穿孔距離4cm未満
5:穿孔距離4cm以上
- アイビターンは、性能基準である穿孔度1以下を全て満足する結果であり、かつ死虫率が100%の卓越した性能を有しています。
アイビターンの木部防蟻効力試験(室内防蟻効力試験)
- 社団法人日本木材保存協会の規格する「表面処理用木材防蟻剤の室内防蟻効力試験方法および性能基準(JWPS-TW-S.1)」に従って試験を行いました。)
| 種別 | 死虫率(%) | 質量減少率(%) | ||
|---|---|---|---|---|
| 最小-最大 | 平均 | 最小-最大 | 平均 | |
| 処理試験体 | 100-100 | 100 | 0.62-1.81 | 1.32 |
| 無処理試験体 | 5月11日 | 8.3 | 27.6-41.5 | 33.4 |
- アイビターンは、性能基準である平均質量減少率3%未満を全て満足する結果であり、かつ死虫率が100%の卓越した性能を有しています。
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